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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生86巻11号

2022年11月発行

文献概要

特集 “人が受ける最期の医療”と公衆衛生—— 一人の「死」を万人の「生」につなぐ

大規模災害時における歯科所見による身元確認

著者: 柳川忠廣1

所属機関: 1公益社団法人日本歯科医師会

ページ範囲:P.950 - P.957

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ポイント
◆身体から個人を特定できる生体特徴として、歯科所見、指掌紋、DNA型等が挙げられる。
◆歯科医師会では、警察等からの依頼を受け、身元不明遺体の歯科所見と生前のカルテや顎模型、X線写真等を照合して身元確認を行う。
◆歯科所見のデータベース化により、身元確認作業の精度や効率性が大幅に向上される。

参考文献

1)警察庁:都道府県歯科医師会と都道府県警察との合同研修・訓練の実施に関する指針.令和4年1月20日 https://www.npa.go.jp/laws/notification/keiji/souichi/souichi03/shikaishikai.pdf(2022年8月5日閲覧)
2)東北大学大学院情報科学研究科青木研究室:歯科情報照合システム「Dental findar free」. http://www.aoki.ecei.tohoku.ac.jp/dvi/dental_finder.html(2022年8月5日閲覧)
・浅野紀元,他:大規模災害時の歯科医師会行動計画.日本歯科医師会,2010
・工藤祐光,他:大規模災害時の歯科医師会行動計画改訂版.日本歯科医師会,2013
・江澤庸博,他:災害と身元確認・ICT時代の歯科情報による個人識別.医歯薬出版,2016
・槻木恵一,他:災害歯科医学.医歯薬出版,2018
・岩手県歯科医師会:岩手県歯科医師会報告書・東日本大震災と地域歯科医療.2012
・宮城県歯科医師会:東日本大震災報告書・東日本大震災への対応と提言.2012

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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