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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生86巻12号

2022年12月発行

文献概要

特集 触法障害者の地域生活支援

触法精神障害者の地域生活支援の枠組みと多職種・多機関連携—保護観察所を中心に

著者: 中村秀郷1

所属機関: 1西南学院大学人間科学部社会福祉学科(前 法務省名古屋保護観察所)

ページ範囲:P.998 - P.1004

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ポイント
◆刑罰法令に触れた精神障害者の地域生活支援には、司法機関と精神保健福祉機関の連携、役割分担が重要である。
◆医療観察制度は、多職種・多機関連携の枠組みの中で、関係機関が相互連携を図りながら処遇を行う仕組みが制度自体に内包されている。
◆保護観察では、「精神障害類型」ケースなどで精神保健福祉機関と連携した処遇が行われることがある。

参考文献

1)e-Gov:更生保護法(平成19年6月15日法律第88号).https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=419AC0000000088(2022年8月1日閲覧)
2)e-Gov:心神喪失等の状態で重大な他害行為を行った者の医療及び観察等に関する法律(平成15年7月16日法律第110号).https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=415AC0000000110_20191214_501AC0000000037(2022年8月1日閲覧)
3)e-Gov:法務省設置法(平成11年7月16日法律第93号).https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=411AC0000000093(2022年8月1日閲覧)
4)法務省保護局:類型別処遇マニュアル.2020
5)法務省 法務総合研究所:令和3年版 犯罪白書—詐欺事犯者の実態と処遇—.226頁,日経印刷,2021
6)中村秀郷:司法精神保健福祉領域のソーシャルワークで直面する困難性—心神喪失者等医療観察制度における社会復帰調整官へのインタビュー調査から.社会福祉学 60(4): 68-81, 2020
7)中村秀郷:司法精神保健福祉領域のソーシャルワーカーの困難性対処に関する一考察—社会復帰調整官が医療観察制度のソーシャルワークで直面する困難性への対処プロセス.更生保護学研究 19: 15-26, 2021
8)中村秀郷:医療観察の制度・機能・課題.伊藤冨士江(編著):司法福祉・実践と展望—少年司法,刑事司法,医療観察,被害者支援.180-199頁,ぎょうせい,2021
9)法務省保護局・厚生労働省社会・援護局障害保健福祉部:各種ガイドライン(入院処遇ガイドライン,地域処遇ガイドライン,通院処遇ガイドライン).2005 https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000197589_00007.html(2022年8月1日閲覧)
10)法務省保護局:ホームページ https://www.moj.go.jp/hogo1/soumu/hogo_index.html(2022年8月1日閲覧),他(通達,通知,事務連絡,研修資料,説明資料等)
11)厚生労働省:ホームページ https://www.mhlw.go.jp/index.html(2022年8月1日閲覧),他(通達,通知,説明資料等)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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