公衆衛生86巻3号

2022年03月発行

特集 ペットと人と環境と—共生社会を目指す（=^・^=）

動物愛護管理法の概要と運用

著者： 浅利達郎¹

所属機関： ¹環境省自然環境局総務課動物愛護管理室

ページ範囲：P.208 - P.214

文献概要

ポイント
◆2019（令和元）年の法改正は、動物取扱業のさらなる適正化や、動物の虐待に対する罰則強化などを図るために行われた。
◆犬猫の譲渡促進と、殺処分数のさらなる削減に向けたパートナーシッププロジェクト「つなぐ絆、つなぐ命」を開始した。
◆動物の愛護及び管理の精神は、さまざまな意見を擁する国民の合意の下に形成されていくことが必要である。

参考文献

1）滝野真治：法令解説　飼主も業者も適正な飼養を．時の法令 No. 2093. p 31, 2020

2）環境省：犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況．2021年12月　http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html（2022年1月21日閲覧）

3）環境省：平成22年度 犬・猫の引取り及び負傷動物の収容状況（全国統計）．　http://www.env.go.jp/council/14animal/y140-29/ext/03_4-1.pdf（2022年1月27日閲覧）

4）環境省：パートナーシッププロジェクト「つなぐ絆，つなぐ命」について．2021年8月　https://www.env.go.jp/press/files/jp/116680.pdf（2021年10月11日閲覧）

5）環境省：動物の愛護及び管理に関する施策を総合的に推進するための基本的な指針．2020年6月　http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/laws/guideline_r02.pdf（2021年10月11日閲覧）