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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生86巻3号

2022年03月発行

文献概要

特集 ペットと人と環境と—共生社会を目指す(=^・^=)

ペットに関連する人獣共通感染症とその予防

著者: 森田幸雄1

所属機関: 1麻布大学獣医学部獣医学科公衆衛生学第二研究室

ページ範囲:P.237 - P.247

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ポイント
◆感染症が成立する3要素(病原体、感受性動物、伝播経路)を考え、家庭内では主に伝播経路の遮断により予防が可能となる。
◆人獣共通感染症には、犬や猫の咬傷や引っかき傷による感染で発生する狂犬病、猫ひっかき病、パスツレラ症、経皮および経口感染によるレプトスピラ症がある。
◆経口感染には犬ブルセラ症、トキソプラズマ症、経気道感染にはオウム病、そのほか、ダニ媒介性感染が主であるがいまだに伝播様式が不明な犬や猫の重症熱性血小板減少症候群がある。

参考文献

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2)Susilawathi NM, et al: Epidemiological and clinical features of human rabies cases in Bali 2008-2010. BMC Infect Dis 12: 81, 2012
3)Chiou H-Y, et al: Molecular characterization of cryptically circulating rabies virus from ferret badgers, Taiwan. Emerg Infect Dis 20: 790-798, 2014
4)西條政幸,他:国内で初めて診断された重症熱性血小板減少症候群患者.IASR 34: 40-41, 2013
5)前田健,他:SFTS発症動物について(ネコ,イヌを中心に).IASR 40: 118-119, 2019
6)今岡浩一:犬ブルセラ症の現状と課題.日獣医師会誌 62: 5-12, 2009
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14)厚生労働省:愛玩動物の衛生管理の徹底に関するガイドライン2006.2006年3月 https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/0000155023.pdf(2021年12月20日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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