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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生86巻5号

2022年05月発行

文献概要

連載 川崎市総合リハビリテーション推進センター発 インクルーシブな社会を実現させるために地方自治体ができること・5

地域リハビリテーション支援拠点の立ち上げについて

著者: 角野孝一1

所属機関: 1川崎市総合リハビリテーション推進センター

ページ範囲:P.466 - P.471

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本連載について
 川崎市は、神奈川県の北東部にあり、多摩川を挟んで東京都と隣接した、細長い地形をしています。1924年に人口約48,000人で誕生し、工場の誘致により工業都市として急速に発展しましたが、第二次世界大戦の空襲によって焦土化します。戦後は、京浜工業地帯の中核として再び発展を遂げますが、同時に深刻な公害と大気汚染が発生し、「公害の街 川崎」と呼ばれます。しかし、市民福祉の充実と新しい都市環境づくりへの努力を積み重ねつつ、1972年には札幌市、福岡市とともに政令指定都市となりました。現在の人口は154万人です。多様性や自由が、川崎の新しい未来への可能性につながるとして、ブランドメッセージ「Colors, Future! いろいろって、未来。」を掲げ、「最幸のまち」となることを目指しています。
 障害児者のリハビリテーションについては、後述するように、障害の種別を超えた地域リハビリテーション体制の構築に取り組んできました。2021年4月には、官民複合施設「川崎市複合福祉センターふくふく」の中に川崎市総合リハビリテーション推進センター(以下、総合リハ推進センター)を開設しました。「ふくふく」という名称は、福祉・幸福・福寿などの「福」が持つ優しい響きから付けられたものです。

参考文献

1)総務省統計局:平成27年国勢調査 人口等基本集計 結果の概要 第2部 主要統計表. https://www.stat.go.jp/data/kokusei/2015/kekka/kihon1/pdf/gaiyou2.pdf(2022年2月22日閲覧)
2)川崎市:川崎市の人口(1)平成27年国勢調査結果報告書(人口等基本集計結果). https://www.city.kawasaki.jp/170/cmsfiles/contents/0000084/84707/h27jinko1.pdf(2022年2月22日閲覧)
3)川崎市:川崎市総合計画 第3期実施計画.2022
4)厚生労働省:介護予防の推進について. https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12301000-Roukenkyoku-Soumuka/0000052328.pdf(2022年2月22日閲覧)
5)厚生労働省:「介護予防・日常生活支援総合事業ガイドライン案」についてのQ & A【9月30日版】. https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12300000-Roukenkyoku/0000188229.pdf(2022年2月22日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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