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特集 コロナで変わる健康教育とヘルスプロモーション
Editorial—今月号の特集について フリーアクセス
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座
ページ範囲:P.743 - P.743
地域、職域、学校、国際など健康教育やヘルスプロモーションのそれぞれのフィールドにも大きな変化が起きました。集団や個人に対する対面を中心とした平時の手法や介入は困難となり、外出自粛やフィジカルディスタンスの要請によりICTを活用した非対面の健康教育やヘルスプロモーションが一気に進みました。感染対策の最前線となった保健所、経済活動と感染予防の両立を強いられた企業、急激なオンライン授業への転換を余儀なくされた学校、貧困レベルや健康格差拡大が危惧された国際保健の現場など、エビデンスやガイドラインなどが不足する中、それぞれの現場では走りながら感染対策とヘルスプロモーションの両面の工夫を続けてきたといえます。オンラインでの授業や健康教育、テレワークの推進によるオフィス環境の変化、在宅勤務中の作業環境管理や作業管理、アプリによる遠隔の体調管理や専門家による面談、人々の新しいヘルスコミュニケーションの活性化など、ウィズコロナが定着しつつある今こそ、新しい健康教育やヘルスプロモーションの可能性について考える機会ではないでしょうか。
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