文献詳細
特集 シリーズ 公衆衛生と感染症—感染症の患者に対する医療体制の課題と展望
文献概要
ポイント
◆2度の国賠訴訟判決により、ハンセン病隔離政策の誤りと国の責任が明らかとなった。
◆入所者が亡くなられた際に、遺族が遺骨を引き取るケースは多いとは言えず、偏見差別の解消は喫緊の課題である。
◆COVID-19流行において感染者らに同様の被害が生じており、公衆衛生分野でこそ教訓が生かされる必要がある。
◆2度の国賠訴訟判決により、ハンセン病隔離政策の誤りと国の責任が明らかとなった。
◆入所者が亡くなられた際に、遺族が遺骨を引き取るケースは多いとは言えず、偏見差別の解消は喫緊の課題である。
◆COVID-19流行において感染者らに同様の被害が生じており、公衆衛生分野でこそ教訓が生かされる必要がある。
参考文献
1)高島重孝(監):らい医学の手引き.32,339頁,克誠堂出版,1970
2)国立感染症研究所:ハンセン病医療関係者向け. https://www.niid.go.jp/niid/ja/leprosy-m/1841-lrc/1707-expert.html(2022年10月20日閲覧)
3)全国ハンセン病療養所入所者協議会:復権への日月—ハンセン病患者の闘いの記録.光陽出版社,2002
4)e-Gov:ハンセン病問題の解決の促進に関する法律(平成20年法律第82号). https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=420AC1000000082_20191122_501AC0000000056(2022年10月20日閲覧)
・全国ハンセン氏病患者協議会:全患協運動史—ハンセン氏病患者のたたかいの記録.一光社,1977
・全国ハンセン病療養所入所者協議会:「らい予防」違憲国家賠償請求訴訟2001年5月11日判決.
・大谷藤郎:ハンセン病医学.東海大学出版会,2000
掲載誌情報