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予防と臨床のはざまで
さんぽ会7月月例会「健康教育DXとヘルスリテラシー」
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座
ページ範囲:P.72 - P.72
文献購入ページに移動今回の月例会では、企業における健康教育のデジタル化と今後の展望について、実例を交えながら議論を行いました。最初に菊地敬二氏(株式会社バリューHR)より「くうねるあるく+ふせぐの概要と評価」と題して、ICT(information and communication technology)、インセンティブ、ナッジを用いたWebベースのヘルスリテラシー向上・生活習慣改善プログラムを解説していただきました。分かっちゃいるけど変わらない従業員に対し、一コマ漫画入りの毎日メルマガ、面白くためになる動画コンテンツ、企業対抗ウォーキング、ごほうびカフェテリア(Amazonポイント)などの8つのコンテンツを含むプログラムを提供し、毎年1万人以上の参加者を集めています。メルマガ開封率や動画視聴率でプロセス評価を行い、ヘルスリテラシーやくう(食事)・ねる(睡眠)・あるく(運動)の各指標が改善するなど、評価にも結果が表れています。
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