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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生87巻3号

2023年03月発行

文献概要

特集 気候危機に立ち向かう—気候変動は公衆衛生の非常事態

市民セクターから見た気候危機への対応—1.5℃の実現に向けて—京都議定書からCOP26グラスゴー気候合意へ

著者: 浅岡美恵1

所属機関: 1認定特定非営利活動法人気候ネットワーク

ページ範囲:P.183 - P.190

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ポイント
◆気候危機は現在および将来の人々の生命と生活の危機であり、危機を回避するために、気候科学に基づく温度目標と、その実現のための残余のカーボンバジェットの減少に留意すべきである。
◆国際社会は気温上昇を1.5℃に抑えることを決意した。排出量を2030年に半減、2050年ネットゼロにする必要がある。
◆日本は、2030年の排出削減目標と再エネ目標を引き上げ、その実現のための国内対策と実施が課題である。

参考文献

1)総務省消防庁:平成30年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況,救急搬送人員の年次推移(6月から9月). https://www.fdma.go.jp/disaster/heatstroke/post1.html(2022年10月5日閲覧)
2)環境省:熱中症情報サイト:熱中症の現状と今後について(国立環境研究所),性別・熱中症死亡者数の年次推移(厚生労働省統計情報部資料より). https://www.wbgt.env.go.jp/pdf/sympo/20220707_2.pdf(2022年10月5日閲覧)
3)内閣府:防災情報のページ:災害状況一覧,平成30年7月豪雨による被害状況等について(平成31年1月9日17:00現在). https://www.bousai.go.jp/updates/#h30(2022年10月5日閲覧)
4)GermanWatch: Climate Risk Index 2020. table 2018 https://www.germanwatch.org/en/17307(2022年10月5日閲覧)
5)IPCC: Climate Change 2013: The Physical Science BasisThe Working Group I contribution to the Fifth Assessment Report of the Intergovernmental Panel on Climate Change(IPCC)provides a comprehensive assessment of the physical science basis of climate change since 2007 when the Fourth Assessment Report(AR4)was released. https://www.ipcc.ch/report/ar5/wg1/(2022年10月5日閲覧)
6)環境省:IPCC第5次評価報告書の概要—WG1(自然科学的根拠),2014年12月版.55頁 https://www.env.go.jp/earth/ipcc/5th/pdf/ar5_wg1_overview_presentation.pdf(2022年10月5日閲覧)
7)環境省:地方公共団体における2050年二酸化炭素排出実質ゼロ表明の状況—これまでに表明した地方公共団体. https://www.env.go.jp/policy/zerocarbon.html(2022年11月1日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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