公衆衛生87巻4号

2023年04月発行

特集 医療的ケア児の地域生活支援と地方自治体の役割—医療的ケア児どう支えるか

地域とともに生み出す「新しいあたりまえ」—医療的ケア児・家族の笑顔のために

著者： 藤井優美¹

所属機関： ¹認定NPO法人フローレンス 障害児かぞく伴走局 医療的ケアシッター ナンシー事業部

ページ範囲：P.308 - P.314

ポイント
◆医療的ケア児とその家族は、日々の生活、子どもの保育や学校、家族の就労などさまざまな課題とともに生活をしている。
◆認定NPO法人フローレンスは、事業を生み出し目の前の家族を支援すると同時に、当事者の声を自治体や国に訴え社会の仕組みを変えることに取り組んでいる。
◆医療的ケア児とその家族の「新しいあたりまえ」は、自治体をはじめとする地域のつながりや連携の中で生まれていく。

参考文献

1）三菱UFJリサーチ＆コンサルティング：厚生労働省　令和元年度障害者総合福祉推進事業「医療的ケア児者とその家族の生活実態調査報告書」．令和2（2020）年3月　https://www.murc.jp/wp-content/uploads/2020/05/koukai_200520_1_1.pdf（2022年10月25日閲覧）

2）厚生労働省：居宅訪問型児童発達支援の実施について（事務連絡　令和2年6月26日）．　http://www.houkagoren.sakura.ne.jp/20200228_covid19_kanren/20200626_kouroushou_jimurenraku_kyotakuhoumongata.pdf（2022年10月25日閲覧）

3）厚生労働省：医療的ケア児に係る居宅介護等の支給決定等について（周知依頼）（事務連絡　令和4年4月4日）．　https://www.mhlw.go.jp/content/000924946.pdf（2022年10月25日閲覧）