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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生87巻5号

2023年05月発行

文献概要

連載 保健行政のためのデータサイエンス・3

高齢者の健康把握におけるKDBシステム帳票データの活用

著者: 石崎達郎1

所属機関: 1東京都健康長寿医療センター研究所

ページ範囲:P.458 - P.462

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はじめに
 筆者は研究職として健康診査・レセプトデータの分析を通じて、高齢者の健康特性に適合する保健・医療システムの在り方を検討している。厚生労働省「高齢者の保健事業のあり方検討ワーキンググループ」に構成員として参画する中で、国保データベース(KDB)システムの重要性を感じる一方、自治体職員がKDBシステムを利用する際に高い障壁があることも感じている。本稿では、自治体職員による地域在住高齢者の健康状態の把握という視点から、KDBシステムの活用事例を紹介する。

参考文献

1)国民健康保険中央会:国保データベース(KDB)システム. https://www.kokuho.or.jp/hoken/kdb.html(2023年1月7日閲覧)
2)Vetrano DL, et al: An International Perspective on Chronic Multimorbidity: Approaching the Elephant in the Room. J Gerontol A Biol Sci Med Sci 73: 1350-1356, 2018
3)厚生労働省:後期高齢者の質問票の解説と留意事項. https://www.mhlw.go.jp/content/000605506.pdf(2023年1月7日閲覧)
4)厚生労働省:「一体的実施・KDB活用支援ツール」抽出条件の考え方と保健事業への活用Ver. 1.令和4年2月 https://www.mhlw.go.jp/content/000917658.pdf(2023年1月7日閲覧)
5)Ishizaki T, et al: Construct Validity of a New Health Assessment Questionnaire for the National Screening Program of Older Adults in Japan: The SONIC Study. Int J Environ Res Public Health 19: 10330, 2022

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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