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予防と臨床のはざまで
第22回国際栄養学会議にナットビーム教授招聘
著者: 福田洋1
所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座
ページ範囲:P.482 - P.482
文献購入ページに移動今回の日本健康教育学会との共同企画は、Track5「Food Culture Practices and Nutrition Education(食文化の実践と栄養教育)」の中で行われ、12月9日(金)の朝9時からシンポジウム6「Health literacy and nutrition education」が開催されました。最初にナットビーム教授から「Critical health literacy in nutrition(栄養における批判的ヘルスリテラシー)」と題して、ヘルスリテラシーの定義とその成り立ち、各国におけるヘルスリテラシーの不足の現状、ヘルスリテラシーが改善可能なこととその方策、最新のトピックとしてデジタルヘルスリテラシーについての解説がありました。デジタルヘルスリテラシーはかつてe-ヘルスリテラシーと言われていたもので、IUHPEでは2016年くらいから話題となり、2019年にはデジタルヘルスリテラシーのセッションも行われています。インターネットやスマートフォン、SNS時代のヘルスリテラシーを指し、マスメディアや識者からの単一方向的な情報伝達でなく、市民や患者さんが中心となり、さまざまな情報ソースから情報を取捨選択し、自らも情報発信していく時代にふさわしいスキルです。
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