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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生87巻7号

2023年07月発行

文献概要

特集 災害時の保健・医療・福祉—連携と調整

災害時の連携・調整を支える情報システム「SIP4D」

著者: 臼田裕一郎1

所属機関: 1国立研究開発法人防災科学技術研究所 総合防災情報センター

ページ範囲:P.677 - P.686

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ポイント
◆災害時には複数組織が同時並行で活動するため、情報共有に基づく状況認識の統一が重要である。
◆災害時の情報共有を支援するシステム「SIP4D」とチーム「ISUT」は実践が評価され、防災基本計画に記載されている。
◆保健医療福祉ではDMATによる活用を皮切りに、D24Hでオールジャパンでの活用が期待されている。

参考文献

1)内閣府:戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第1期課題評価最終報告書,平成26年〜平成30年の10課題:3.8 レジリエントな防災・減災機能の強化. https://www8.cao.go.jp/cstp/gaiyo/sip/saishuhokoku.html(2023年4月24日閲覧)
2)Usuda Y. et al: The Shared Information Platform for Disaster Management —The Research and Development Regarding Technologies for Utilization of Disaster Information—. J Disaster Res 14: 1170-1184, 2019
3)臼田裕一郎:災害時情報共有システムの最前線—SIP4Dによる災害対応支援—.通信ソサイエティマガジン 15: 192-199,2021
4)内閣府防災担当:ISUTについて. https://www.bousai.go.jp/oyakudachi/isut/gaiyo.html(2023年4月24日閲覧)
5)防災科研bosaiXview(防災クロスビュー):https://xview.bosai.go.jp/(2023年4月24日閲覧)
6)中央防災会議幹事会:南海トラフ地震における具体的な応急対策活動に関する計画. https://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/(2023年4月24日閲覧)
7)厚生労働省:大規模災害時の保健医療福祉活動に係る体制の整備について.令和4年7月22日 https://www.mhlw.go.jp/content/000967738.pdf(2023年4月24日閲覧)
8)臼田裕一郎,他:熊本地震災害対応における情報共有の取組み—防災科研の支援活動について—.土木学会誌 102:54-57, 2017
9)内閣府,防災科学技術研究所:戦略的イノベーション創造プログラム (SIP)—国家レジリエンス(防災・減災)の強化. https://www.nied-sip2.bosai.go.jp/(2023年4月24日閲覧)
10)臼田裕一郎:避難・緊急活動支援統合システム —防災版サイバー・フィジカルシステム「CPS4D」を目指して—.建築防災 523:13-22, 2021

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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