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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生87巻9号

2023年09月発行

文献概要

特集 Withコロナ時代に求められる公衆衛生人材

健康危機管理を通じて考える公衆衛生人材

著者: 安村誠司1

所属機関: 1福島県立医科大学医学部公衆衛生学講座

ページ範囲:P.910 - P.917

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ポイント
◆公衆衛生人材の不足は以前からの大きな問題であったが、東日本大震災でそのことが改めて顕在化した。
◆ハザードはその種類は異なっていても、健康に対するリスクやその対処方法は類似しており、オールハザード・アプローチが有効である。
◆「オールハザード・アプローチを核とした危機管理」を教育カリキュラムに分野横断的に導入することが求められる。

参考文献

1)厚生労働省:健康危機管理について. https://www.mhlw.go.jp/general/seido/kousei/kenkou/index.html(2023年6月1日閲覧)
2)厚生労働省:感染症危機管理専門家(IDES)養成プログラム. https://www.mhlw.go.jp/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/ides/index.html(2023年6月1日閲覧)
3)寺田寅彦(著):時事雑感.小宮豊隆(編):寺田寅彦随筆集 第二巻.岩波書店,1947
4)安村誠司:東日本大震災(福島県)10年間の教訓.公衆衛生 87: 66-71, 2022
5)冨尾 淳(私訳,未定稿):世界保健機関(WHO)-戦略的リスクアセスメントのためのツールキット(STAR)を用いたリスクアセスメントの進め方-.2021
6)齋藤智也,他:大規模イベント時の健康危機管理対応に資する研究:総括研究報告書(令和4年度厚生労働行政推進調査事業費補助金〔健康安全・危機管理対策総合研究事業研究報告書〕).2022 https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/159674(2023年6月1日閲覧)
7)モデル・コア・カリキュラム改訂に関する連絡調整委員会:医学教育モデル・コア・カリキュラム 令和4年度改訂版.https://www.mext.go.jp/content/20230207-mxt_igaku-000026049_00001.pdf(2023年6月1日閲覧)
8)香川大学 四国危機管理教育・研究・地域連携推進機構:オールハザードアプローチに基づく危機管理教育プログラムの開発と基盤教育の実施. https://www.kagawa-u.ac.jp/iecms/teach/17531/(2023年6月1日閲覧)
9)日本ヘルスコミュニケーション学会:ヘルスコミュニケーション学とは? http://healthcommunication.jp/(2023年6月1日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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