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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生88巻1号

2024年01月発行

文献概要

特集 結核低まん延から結核ゼロへの課題と展望—外国生まれ結核患者への対応

国内における外国生まれ結核患者の服薬支援—外国人結核相談室の活動から考える

著者: 座間智子1

所属機関: 1(公財)結核予防会結核研究所対策支援部保健看護学科

ページ範囲:P.24 - P.32

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ポイント
◆結核患者の治療成功のための戦略は、DOTSに代わり「患者中心の支援」へと軸足を移している。
◆外国生まれ結核患者の服薬支援は、治療と生活の両立の視点が重要である。
◆服薬継続を支えるためには、医療通訳者を含む多職種・多機関による課題の解決が必要である。

参考文献

1)結核予防会(編):結核の統計2023.結核予防会,2023
2)座間智子:外国人結核相談室から—これまでの経過と実績—.複十字 411: 11, 2023
3)WHO: A patient-centred approach to TB Care. 2018. https://apps.who.int/iris/bitstream/handle/10665/272467/WHO-CDS-TB-2018.13-eng.pdf(2023年11月16日閲覧)
4)WHO: The Patients' Charter for Tuberculosis Care. 2014 https://www.who.int/docs/default-source/documents/tuberculosis/patients-charter.pdf?sfvrsn=5e386e79_2(2023年11月16日閲覧)
5)WORLD CARE COUNCIL(世界治療会議)(著),日本結核病学会保健・看護委員会(訳):結核医療のための患者憲章(The Patients'Charter for Tuberculosis Care)患者の権利と責務.結核 85: 895-897, 2010
6)高崎仁:外国生まれの結核患者の医療と課題(講演).第26回〜世界結核デー記念〜国際結核セミナー,2022年3月3日
7)阿彦忠之:結核の接触者健康診断の手引き(改訂第6版)の改正点.複十字 405: 13-15, 2022
8)座間智子:文化の違いを乗り越えてフィリピンから学ぶ 〜現地看護師からのエール〜.保健師・看護師結核展望 57(2): 30-35, 2019
9)座間智子:地域における感染看護活動.新体系看護学全書—看護の統合と実践③ 国際看護学,219-225頁,メヂカルフレンド社,2022
10)座間智子:COVID-19パンデミック下の結核対策の実施体制について—全国自治体の現状とその課題.保健師・看護師結核展望 59(2): 23-29, 2022
11)西野杏純:インド出生結核患者への療養支援について—保健師のかかわり・関係機関との連携について.保健師・看護師結核展望 60(1): 15-20, 2022
12)沢田貴志:在留外国人の医療を取り巻く課題と今後の展望.公衆衛生 83: 96-101, 2019

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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