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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生88巻1号

2024年01月発行

文献概要

特集 結核低まん延から結核ゼロへの課題と展望—外国生まれ結核患者への対応

国内における外国生まれ結核患者の診断と治療に関する課題と展望—医療機関の立場から

著者: 橋本理生123

所属機関: 1国立国際医療研究センター病院 呼吸器内科 2国立国際医療研究センター病院 国際診療部 3ハノイ医科大学

ページ範囲:P.41 - P.48

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ポイント
◆外国出生結核患者の診療は、結核症の特徴と外国人医療の特徴が合わさり、そこに高い罹患率と高い薬剤耐性率という結核高まん延国の状況が加わる。
◆適切な診断に基づいた適切な治療を完遂することを目指し、患者を中心に、医師・病院や保健所だけにとどまらずさまざまな部署や職種が連携しての対応が望まれる。
◆治療成功には、患者本人がしっかり治療の意義や薬の副作用などを理解し主体的に治療に関わっていくことが大切であり、外国出生結核患者でも同様である。

参考文献

1)結核予防会結核研究所:外国生まれ結核患者における抗結核薬剤耐性結核・多剤耐性結核の現状. https://jata.or.jp/dl/pdf/outline/decr/1_gaikoku_01.pdf(2023年11月27日閲覧)
2)WHO: Tuberculosis and air travel: guidelines for prevention and control-3rd ed. “WHO/HTM/TB/2008.399” https://iris.who.int/rest/bitstreams/52193/retrieve(2023年11月27日閲覧)
・日本結核病学会(編):結核診療ガイドライン,改訂第3版.南江堂,2015
・日本結核病学会(編):結核診療ガイド.南江堂,2018

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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