公衆衛生88巻10号

2024年10月発行

特集 その政策にエビデンスはあるんか!?—根拠に基づく健康政策（EBHP）を進めるために

根拠に基づく健康政策（EBHP）を進めるために—エビデンスとは

著者： 福田吉治¹

所属機関： ¹帝京大学大学院公衆衛生学研究科

ページ範囲：P.978 - P.981

文献概要

ポイント
◆根拠に基づく健康政策（EBHP）の推進が求められて久しいが、日本ではいまだ十分ではない。
◆公衆衛生では、限られたエビデンスの中で、政策や事業を行われていること、あるいは、行うことが求められることも少なくない。
◆本稿は、現在行われている政策についてEBHPの観点から論じる本特集における問題意識を整理した。

参考文献

1）Minds診療ガイドライン作成マニュアル編集委員会：診療ガイドライン作成マニュアル2020．日本医療機能評価機構，2021年3月22日　https://minds.jcqhc.or.jp/docs/methods/cpg-development/minds-manual/pdf/all_manual_.pdf（2024年7月9日閲覧）

2）The Community Guide: about the Community Preventive Services Task Force.　https://www.thecommunityguide.org/（2024年7月9日閲覧）

3）Brownson RC, 他（著），矢野栄二（訳）：EBM公衆衛生，3版．篠原出版新社，2021

4）日本疫学会（監）：はじめて学ぶやさしい疫学 —— 日本疫学会標準テキスト，改訂3版．11頁，江南堂，2018

5）国立研究開発法人国立がん研究センター（がん情報サービス）：がん検診．　https://ganjoho.jp/med_pro/cancer_control/screening/index.html（2024年7月9日閲覧）