文献詳細
映画の時間
文献概要
最近の映画はキャストやスタッフの情報はエンドロールに流れることが多くなっていますが、今月ご紹介する『アバウト・ライフ 幸せの選択肢』は、昭和の映画のように冒頭に情報が流れます。なんとなく古風な感じを漂わせる始まりです。タイトルクレジットに続く本編では、モノクロームの画面で、いたわり合う老夫婦が現れ、「結婚」についてのモノローグが続きます……ある朝、目を覚まして気付く、人生の大半の時間をムダに過ごしてきたと……。
一転カメラが引くと、そこは映画館の中。冒頭のモノクロームの映像は劇中劇だったというわけで、鮮やかな出だしです。映画を観ていたグレース(ダイアン・キートン)とサム(ウィリアム・H・メイシー)は、ひょんなことから意気投合します。
一転カメラが引くと、そこは映画館の中。冒頭のモノクロームの映像は劇中劇だったというわけで、鮮やかな出だしです。映画を観ていたグレース(ダイアン・キートン)とサム(ウィリアム・H・メイシー)は、ひょんなことから意気投合します。
掲載誌情報