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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生88巻4号

2024年04月発行

文献概要

特集 現代におけるメンタルヘルスの問題とその対応の課題—精神疾患の国際分類の改正を踏まえて

地域の精神科診療のパラダイムシフトの現状と課題—新たな課題を中心に

著者: 上ノ山一寛1

所属機関: 1医療法人遙山会 南彦根クリニック

ページ範囲:P.412 - P.419

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ポイント
◆〈精神科診療所〉全国に展開した精神科診療所を有力な社会資源として位置付けたわが国独自の精神保健医療福祉体制が必要である。
◆〈ケースマネジメント〉保健医療福祉をつなぎ、コミュニティケアを充実させるための基本技術。実践を通し更新していくことが必要である。
◆〈コミュニティメンタルヘルスチーム〉市町村を基盤にし、医療を含み、アウトリーチ機能を持つチーム。コミュニティケアの核として育てることが必要である。

参考文献

1)厚生労働省:「精神保健医療福祉の改革ビジョン」について.平成16年9月 https://www.mhlw.go.jp/topics/2004/09/tp0902-1.html(2024年2月2日閲覧)
2)厚生労働省:市町村における精神保健相談支援体制の現状等.市町村における精神保健に係る相談支援体制整備の推進に関する検討チーム 第1回資料,令和5年2月8日 https://www.mhlw.go.jp/content/12205250/001054003.pdf(2024年2月2日閲覧)
3)厚生労働省:「精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会」報告書—誰もが安心して自分らしく暮らすことができる地域共生社会の実現を目指して—.精神障害にも対応した地域包括ケアシステムの構築に係る検討会,令和3年3月18日 https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/000755200.pdf(2024年2月2日閲覧)
4)厚生労働省:報告書.地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けた検討会,令和4年6月9日 https://www.mhlw.go.jp/content/12200000/000949216.pdf(2024年2月2日閲覧)
5)厚生労働省:報告書.市町村における精神保健に係る相談支援体制整備の推進に関する検討チーム,令和5年9月22日 https://www.mhlw.go.jp/content/12201000/001148957.pdf(2024年2月2日閲覧)
6)厚生労働省:ひきこもりの評価・支援に関するガイドライン.厚生労働科学研究費補助金こころの健康科学研究事業「思春期のひきこもりをもたらす精神疾患の実態把握と精神医学的治療・援助システムの構築に関する研究(H19-こころ-一般-010)」(研究代表者 齊藤万比古). https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-12000000-Shakaiengokyoku-Shakai/0000147789.pdf(2024年2月2日閲覧)
7)厚生労働省:自殺対策のための戦略研究(ACTION-J). https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-10601000-Daijinkanboukouseikagakuka-Kouseikagakuka/0000032676.pdf(2024年2月2日閲覧)
・上ノ山一寛:地域で安心して暮らせる精神保健医療福祉体制の実現に向けて—精神科診療所の立場から.日精協誌 41: 879-884, 2022
・上ノ山一寛:精神科診療所の機能のパラダイムシフト.精神医 65: 185-191, 2023
・日本医師会:精神保健委員会(プロジェクト)答申.精神保健委員会(プロジェクト),平成28年5月 http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20160608_5.pdf(2024年2月2日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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