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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生88巻5号

2024年05月発行

文献概要

予防と臨床のはざまで

アフターコロナ、4年ぶりのさんぽ会対面開催

著者: 福田洋1

所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座

ページ範囲:P.523 - P.523

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 アフターコロナでさまざまな学会や研究会が対面開催を再開しています。私が主催するさんぽ会(産業保健研究会、http://sanpokai.umin.jp)でも約4年ぶりに対面開催が実現しました。会場に選んだのは東京駅前にできたばかりの東京ミッドタウン八重洲です。一番上にはブルガリホテル東京が入り、飲食店やオフィス、イベントスペース等がある建物の5階のSTUDIO(スタジオ)で行うことにしました。ガラス張りで近くにカフェやラウンジ等があり、観葉植物が配置されて開放的な雰囲気の場所です。STUDIO内には着席で40人入り、ハイブリッドの場合は専属のオペレーターがカメラや音声のPA(public address)等もやってくれます。カメラの画像も素晴らしく、テレビのような画質やレイアウトでの配信が可能で、Youtube®の配信にも使えそうです。
 ハイブリッドで開催した2023年11月の第294回月例会のテーマは「パーソナリティ障害・発達障害」で、お二人の専門家の先生からお話を伺いました。岩谷泰志先生(ペディ汐留こころとからだのクリニック院長)は「岩谷セオリーによる診立てとは何か〜パーソナリティ障害などの理解法」をテーマに講演してくださいました。会場参加はさんぽ会会員限定でしたが、全国から非会員も含めて多くの方がオンラインで参加してくださり、Zoom®画面での1分チャットで感想を書き込んでいただいたところ「感銘を受けた」「参考になり感謝している」とYoutubeのスーパーチャットばりに多くのコメントが画面に流れ、岩谷先生も大変喜んでおられました。リアルタイムで現地とオンラインの反応が分かるところがハイブリッド開催の利点だと思います。もうお一人は「発達障害の自分の育て方」と題して岩本友規先生(Hライフラボ・明星大学発達支援研究センター研究員)から講演していただきました。ご自身の体験や苦労も含めた内容は、まるで自分が「発達障害を追体験している」ような不思議な感覚があり、会場全体で聞き入り一体感がありました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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