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特集 公衆衛生における行政とアカデミアの連携の在り方—海外の実例とわが国の課題
—〈地方行政におけるアカデミアとの連携の取り組み例1〉—東京都におけるリスクガバナンスとリスクコミュニケーション—東京iCDCによるリスクの共考と協働
著者: 西塚至1 奈良由美子23
所属機関: 1東京都保健医療局 感染症対策部 2放送大学大学院文化科学研究科生活健康科学プログラム 3東京iCDC専門家ボード リスクコミュニケーションチーム
ページ範囲:P.701 - P.710
文献購入ページに移動◆東京都は東京iCDCを立ち上げ、科学的助言に基づき感染症危機に対応する体制を構築した。
◆東京iCDCではこれまでに都民意識調査を10回実施するなど、広報に加えて広聴・対話を継続的に行い、効果的な感染症対策につなげてきた。
◆行政とアカデミアの連携により東京都は、リスク評価、リスク管理、リスクコミュニケーションが有機的に連関したリスクガバナンスを具現化し、信頼の醸成と、参加型の課題解決を実践し、COVID-19による死亡者数を低い水準に抑えた。
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