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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生88巻7号

2024年07月発行

文献概要

特集 公衆衛生における行政とアカデミアの連携の在り方—海外の実例とわが国の課題

保健所等行政職員が大学院で学び研究する現状と課題—そのハードルは何か

著者: 白井千香12

所属機関: 1枚方市保健所 2全国保健所長会

ページ範囲:P.721 - P.727

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ポイント
◆行政職員が大学院で学ぶことは、視野が広がり実務の科学的な裏打ちになり、自らのモチベーションを高めることができる。
◆社会人大学院は増加しているので、行政の人事部局が働きながら学べる制度を拡充してほしい。
◆近未来には大学と行政いずれにも所属する二刀流の公衆衛生医師が活躍できるよう、環境整備を望む。

参考文献

1)白井千香:公衆衛生医師のアイデンティティの危機.公衆衛生 77: 44-47, 2013
2)大阪大学「健康医療問題解決能力の涵養」教育プログラム:ホームページ. http://www.msc.med.osaka-u.ac.jp(2024年2月27日閲覧)
3)大阪大学「健康医療問題解決能力の涵養」教育プログラム:学生紹介【プログラム修了生からの一言】. http://www.msc.med.osaka-u.ac.jp/intro/students.html(2024年2月27日閲覧)
4)白井千香,他:国内初発患者に対応した神戸市の2009年新型インフルエンザ(H1N1)対策における相談および医療体制の課題〜神戸市と茨城県の比較から.日公衛誌 59: 684-692, 2012
5)川上憲人,他:特集 日本型MPH教育の軌跡と展望 —— 公衆衛生専門職を目指す! 生かす! 公衆衛生 84: 697-748, 2020
6)e-Govポータル:地域保健法. https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=322AC0000000101(2024年2月27日閲覧)
7)福永一郎:保健所における調査研究機能についての課題.厚生労働科学研究費補助金 健康安全・危機管理対策総合研究事業「地域保健における保健所に求められる役割の明確化に向けた研究」令和3年度 総括・分担研究報告書(研究代表者 尾島俊之),53-70頁,令和4年3月 https://mhlw-grants.niph.go.jp/project/159776(2024年2月27日閲覧)
8)全国保健所長会:公衆衛生若手医師・医学生サマーセミナー終了報告 http://www.phcd.jp(2024年2月27日閲覧)

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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