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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生88巻9号

2024年09月発行

文献概要

予防と臨床のはざまで

第10回アジアヘルスリテラシー学会インプレッション

著者: 福田洋1

所属機関: 1順天堂大学大学院医学研究科先端予防医学・健康情報学講座

ページ範囲:P.968 - P.968

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 5月12日から5月15日まで、第10回アジアヘルスリテラシー学会(Asian Health Literacy Association: AHLA)がベトナムのホーチミン市で開催されました(https://ahla2024.pnt.edu.vn/)。台湾のPeter Chang教授が設立したこの学会は非常にアクティブで、国際学会にしては珍しく毎年開催されており、私自身は台北で開催された2014年の第2回大会から参加しています。ホーチミン市は東南アジアNo. 1のバイク王国だけあって、道路はバイクが洪水のように行き来しており、バックパッカーの聖地ともいわれるブイビエン通りは、国民の平均年齢30歳を感じさせる熱気であふれかえっていました。
 学会のテーマは“Health Literacy in the Revolution of The Digital Age”。ChatGPT®などに代表されるAIを含むデジタル時代にヘルスリテラシーはどうなるのか、どのような能力が必要でどう獲得したらよいのか。最新トピックであるデジタルヘルスリテラシーを真正面から取り上げたテーマといえます。学会は、前日(DAY0)のプレカンファレンスワークショップに始まり、初日(DAY1)のオープニングセレモニーとガラディナー、2日目・3日目(DAY2-3)の基調講演や一般演題へと続きました。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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