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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生9巻3号

1951年03月発行

文献概要

海外文献

ツベルクリン非特異反應の地域差,他

著者: 川村

所属機関:

ページ範囲:P.167 - P.168

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 米國ではツベルクリン皮内反應は,先ず,0.0001mgP.P.D.で檢査し,陰性の者は更に0.005mgを使つて再檢査し,判定する事が廣く行われている。
 看護婦生徒約1萬名をこの方法で檢査し,出身地別にみると第2回檢査の陽性率には,第1回檢査の陽性率と無關係の地域差が認められた。既ち少量のP.P.D.を用いる第1回の反應は明らかに,結核感染の分布を示す所の特異的な反應と考えられるが,濃厚液を用いる第2回檢査で陽性になる者は,北部西部の諸州では第1回の陽性率の高低に關係なく,常に24%前後の値を示すのに對し,Mississippi deltaを中心とする南部諸州では高く,殊にLouisianaの農村では72%に達する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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