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文献詳細

雑誌文献

公衆衛生9巻3号

1951年03月発行

文献概要

保健所だより・4

中野保健所

著者:

所属機関:

ページ範囲:P.193 - P.193

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 人類は,歴史の曙以來,より良い生活を求めて,西へ移つていつたといわれる。東京でも,その中心は,西へ動いている。かつて,新市域の入口であつた中野區も,今では,日本の文化人と自負する中央沿線族—インテリ部落の玄關となつて,人口2〜3萬を數えている。この氣品をもつた南北に長い22平方粁の地域が中野保健所の舞台である。
 中野驛から15分,灰色のいかめしい區役所,裁判所などの近くに,道路に面して,廣く芝生を植えこんだ前庭の奥に,薄桃色に化粧塗りした保健所がある。500坪の敷地に,240坪の建物である。岡田所長の「保健所は文化施設なのですから,明るさと文化の香りをもたせたい」想いが,ここにも,みごとにあらわれている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1170

印刷版ISSN:0368-5187

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