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〔Ⅰ〕原著及臨牀報告
眼窩緑色腫の一例
著者: 畠山靖1
所属機関: 1金澤馨大眼科
ページ範囲:P.73 - P.75
文献購入ページに移動緒言
所謂緑色腫はAllan Bruns (1821)の記載に始まり,King (1856)に依りChloromと云ふ名稱が附せられ,比較的稀な疾患と云はれてゐる。然し我國では,林(明治37年),菅沼(明治42年)氏等の詳細な剖檢報告以來50有餘例に達したが,今尚其の本態に關しては不明の状態である。
私は最近本症と考へられる一例に遭遇したので,短期間の觀察ではあるが其の臨牀所見の概要を述べたいと思ふ。
所謂緑色腫はAllan Bruns (1821)の記載に始まり,King (1856)に依りChloromと云ふ名稱が附せられ,比較的稀な疾患と云はれてゐる。然し我國では,林(明治37年),菅沼(明治42年)氏等の詳細な剖檢報告以來50有餘例に達したが,今尚其の本態に關しては不明の状態である。
私は最近本症と考へられる一例に遭遇したので,短期間の觀察ではあるが其の臨牀所見の概要を述べたいと思ふ。
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