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〔Ⅷ〕外國文獻抄録
著者: 中島章1
所属機関: 1東大
ページ範囲:P.155 - P.158
文献購入ページに移動The Journal of the American medical As-sociation Vol.132.No 7.(1946)
1.先天梅毒性角膜實質炎に封するペニシリンの效果
J.Yampolsky and A.Heyman. 9例の角膜實質炎をペニシリンで治療した。その内4例は中等症5例は重症で全部の患者に體重1kg當り5萬單位を3時間置き,7日半にわたつて注射した。4例では角膜炎は惡化し熱療法が必要となつた。他の3例で症状は幾分好轉し,他の療法の必要がなかつた。非常に效いたのは唯1例で,周擁充血は急速に減少し角膜溷濁も消失したが,2週間後再燃し,他眼に及んだが再びペニシリン療法を行ひ,有效であつた。殆んどの患者で血清反應が輕くなつたが陰性になつた者はなかつた。數例にペニシリン液の點眼を行つたが效果はなかつた。
1.先天梅毒性角膜實質炎に封するペニシリンの效果
J.Yampolsky and A.Heyman. 9例の角膜實質炎をペニシリンで治療した。その内4例は中等症5例は重症で全部の患者に體重1kg當り5萬單位を3時間置き,7日半にわたつて注射した。4例では角膜炎は惡化し熱療法が必要となつた。他の3例で症状は幾分好轉し,他の療法の必要がなかつた。非常に效いたのは唯1例で,周擁充血は急速に減少し角膜溷濁も消失したが,2週間後再燃し,他眼に及んだが再びペニシリン療法を行ひ,有效であつた。殆んどの患者で血清反應が輕くなつたが陰性になつた者はなかつた。數例にペニシリン液の點眼を行つたが效果はなかつた。
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