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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻1号

1956年01月発行

文献概要

臨床実験

緑内障とビタミンD2

著者: 大木陽太郎1 松原俊一1

所属機関: 1慈恵会医科大学眼科

ページ範囲:P.52 - P.56

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緒言
 ビタミンDは初めanti-rachitischの適用に其の特異的効果を示すことにより,好んで医家に使用され,又,Reck ling hansen病の手術後のRekalzifizie rungs tetanieに用いられPara-thyreogener Tetanienの防止,又,原発性,或は続発性のGelenk rhenmatismusやLupusVulgarisの際にも用いられて来た。
 最近,Von G.Guist氏,及びC.Steffen氏によつてビタミンD2の大量を慢性緑内障,及び続発性緑内障の患者に筋肉内注射により投与し,その眼圧の下降を認めたことが報告されたが,著者等も緑内障眼々圧を下降せめると云うビタミンD2に非常な興味を覚えたので,ビタミンD2を大量に緑内障患者に投与し,その眼圧経過を臨床的に追求してみた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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