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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻1号

1956年01月発行

臨床実験

二,三の手術手技と機械について

著者: 佐藤勉1

所属機関: 1順天堂医科大学

ページ範囲:P.57 - P.61

文献概要

1)隅角照明
 虹彩箝置術,虹彩切除術,鞏角膜管錐術など緑内障の手術を行う時に虹彩角膜角の位置を確認しておいてから取りかゝるとやりよい。それには隅角照明(仮称)が良い。私は昨年ベルン(スイス)のGoldmannところでこれを見て来た。第1図のようにハンメルランプの光をなるべく小さく強く集光して角膜の下半部にあてる。そうすると上半の輪部に外接する鞏膜が明るく照らされて隅角の位置が判る。この照明法は隅角の正確な位置を示すものでないが,それでも手術の際に鞏膜切開の位置などを判断するためには充分な材料となる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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