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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻11号

1956年11月発行

文献概要

綜説

糖尿性及び低血糖性眼症状と其治療補遺

著者: 樋田敏夫1 G.B.2

所属機関: 1日本医大眼科 2ローマ大学

ページ範囲:P.1379 - P.1391

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 私は糖尿病と低血糖の眼症状の領域における我々の研究を寄稿し,この領域における最も新しい解釈に対して解明せんとするものであります。糖尿病は疑いもなく諸器管に対して影響を与える所の全身疾患であります。
 我々は,糖尿病の経過中眼附属器の化膿性炎症,角膜の変化,血管の変化,変性,(色素上皮),水晶体の透明度及屈折度の変化,その他典型的網膜変化(網膜症と珍らしい網膜性脂肪血症等)が来る事を知つています。その結果,Fie-genbaum氏が観察した通りXanthoseや黄斑部色素症Jensen u Lundbackが続き,そして内外眼部のMotilitatをおそう所の神経的変化を来し視神経や視路を障害しそして遂には眼球の軟化の結果Comaの状態に陥ち入る事を知つている。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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