文献詳細
臨床実験
文献概要
屈折異常の矯正の実際は他覚的方法の外,自覚的には矯正視力検査,眼鏡処方等検眼レンズを取り換えて最も視力の出る所を探せばよいのであるから一見簡単なようであるがそれがなかなかに難しく,視力の出ない時など文字通り暗中模索の思いがして眼科医を志した当初には一応誰もが苦労する所であると思う。併し之は被検眼の屈折及び調節状態を理解把握すれば自ら解決される所であつてその手段として調節状態を図示すること試みたが,それ以来之を実地に応用してかなり便利を感じているのでここに発表し,諸賢諸先輩の御批判を抑ぎたいと思う。
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