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文献概要
臨床実験
前頭洞ピオケーレの眼症状に就いて
著者: 藤生敬介1
所属機関: 1桐生厚生病院眼科
ページ範囲:P.1497 - P.1499
文献購入ページに移動緒言
副鼻腔疾患時には種々な眼症状を呈する事が知られているが,一般に前頭洞は他の副鼻腔に比して炎症を起す事が少いと云われており,其の理由として解剖学的に見て排泄口が底部に存在しているためとされているが,併し一旦炎症を起すと他の副鼻腔に比して神経症状は著明で,殊に眼症状が多く見られ,急激に経過する場合には重篤な合併症を起す事もあるとされている。私は最近種々な眼圧症状を呈し,併も比較的早期であつたため重篤な合併症もな手術に依り全治せしめ得た前頭洞ピオケーレの一例を経験したので報告したいと思う。
副鼻腔疾患時には種々な眼症状を呈する事が知られているが,一般に前頭洞は他の副鼻腔に比して炎症を起す事が少いと云われており,其の理由として解剖学的に見て排泄口が底部に存在しているためとされているが,併し一旦炎症を起すと他の副鼻腔に比して神経症状は著明で,殊に眼症状が多く見られ,急激に経過する場合には重篤な合併症を起す事もあるとされている。私は最近種々な眼圧症状を呈し,併も比較的早期であつたため重篤な合併症もな手術に依り全治せしめ得た前頭洞ピオケーレの一例を経験したので報告したいと思う。
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