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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻12号

1956年12月発行

文献概要

臨床実験

前頭洞ピオケーレの眼症状に就いて

著者: 藤生敬介1

所属機関: 1桐生厚生病院眼科

ページ範囲:P.1497 - P.1499

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緒言
 副鼻腔疾患時には種々な眼症状を呈する事が知られているが,一般に前頭洞は他の副鼻腔に比して炎症を起す事が少いと云われており,其の理由として解剖学的に見て排泄口が底部に存在しているためとされているが,併し一旦炎症を起すと他の副鼻腔に比して神経症状は著明で,殊に眼症状が多く見られ,急激に経過する場合には重篤な合併症を起す事もあるとされている。私は最近種々な眼圧症状を呈し,併も比較的早期であつたため重篤な合併症もな手術に依り全治せしめ得た前頭洞ピオケーレの一例を経験したので報告したいと思う。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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