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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻12号

1956年12月発行

文献概要

日本トラホーム予防協会会誌

結膜炎罹患の記憶に関する統計的研究—Trachomaの急性発病説に関連して

著者: 竹田静香1

所属機関: 1岡山大学医学部眼科教室

ページ範囲:P.1539 - P.1540

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 Trachomaが急性に発病するか慢性に発病するかと云う事に関しては尚多く論ぜられているが,三井1)はTr.患者にその発病の前に「はやりめ」をしたことの有無を尋ねると大抵その経験がありその時が恐らく急性Tr.の時期だつたのではなかろうかと云い,鈴木2)3)等の慢性発病説を唱える人はTr.に罹患している子供の母親に尋ねて見てもTr.の初めに急性結膜炎があつたと云う様な事は殆んど無く母親は子供の病気に対しては非常によく注意しているので間違はないと云つている。私はこうした患者の記憶によつてTr.が急性発病するか慢性発病するかと云う事を論ずる事が科学的にどれ位意義があるか一応検討して見るためにこの統計をとつて見た。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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