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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻13号

1956年12月発行

文献概要

特集 トラコーマ

最近のトラコーマ観察並びに治療に就いての2〜3の考察

著者: 高安晃1 伊佐敷康政1

所属機関: 1鹿児島大学

ページ範囲:P.1701 - P.1707

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 私共は最近数年間にわたつてトラコーマの診断並びに治療に就いて学童集団検診並びに臨床検診等を通じて二,三の示唆を受けたので一括して私共の考えを述べる。勿論夫々の問題はかなり広範囲にわたるので私共の研究成績を基として各項目に分けて各々その一部に就いて考えてゆきたい。先ず始めにトラコーマをどんなに観察するかということであり次にトラコーマの抗生物質療法に就いての実験成績の検討である。
 即ち 第1章トラコーマの観察に就いての2〜3の問題    第2章 トラコーマの抗生物質療法に就いての最近の検討 以上のように大別されるのであるがその何れも実際的に困難な又厖大な問題であつて,これ等の中には単に私共の現在の考えを述べるに止まるものと若干の研究成績に就いての考え方を共に述べてあることを始めにお断りしたい。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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