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特集 第9回臨床眼科学会号 シンポジウム--トラコーマ
プロワツエク氏小体竝に類似顆粒に就いて
著者: 盛直之1
所属機関: 1関西電力病院
ページ範囲:P.144 - P.149
文献購入ページに移動 急性トラコーマ乃至封入体性結膜炎に於いてプロワツエク氏小体(以下プ氏小体と略す)は診断的価値を有する。即ち結膜上皮擦過標本にプ氏小体を証明して始めて急性トラコーマ乃至封入体性結膜炎の診断が確定する。然し乍らプ氏小体陽性であるから直ちに急性トラコーマと診断する事は勿論不可であつて,慢性期トラコーマに細菌性結膜炎が併発して急性炎症々状を呈する場合が少なくない。従つて特に急性結膜炎の診断に際しては臨床症状及び細菌学的検査と共に結膜上皮擦過標本の検索が極めて重要である。
著者はプ氏小体の生体学的,形態学的研究を行い,特に組織化学的検索による類似顆粒との鑑別,急性トラコーマの潜伏期に於けるプ氏小体,発病初期に於ける網状封入体等に就いて種々の知見を得たので報告する。
著者はプ氏小体の生体学的,形態学的研究を行い,特に組織化学的検索による類似顆粒との鑑別,急性トラコーマの潜伏期に於けるプ氏小体,発病初期に於ける網状封入体等に就いて種々の知見を得たので報告する。
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