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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻2号

1956年02月発行

特集 第9回臨床眼科学会号

一般講演

(6)「ポリ・ビニール・アルコール」「ポリ・ビニール・フオルマール・スポンジ」「ポリ・ビニール・スポンジ」の眼科整形手術への応用

著者: 清水真1 山本由記雄1

所属機関: 1国立東京第一病院

ページ範囲:P.196 - P.198

文献概要

〔Ⅰ〕緒言
 「ポリ・ビニール・アルコール」は白色の粒末であるが,「ホルマリン」処理による縮合物は小なる無数の気胞を含んだ固形物である。水には溶解しないが,水分を含ませると,軟い弾力性のブヨブヨした海綿様の物体となる(「ポリ・ビニール・フオルマール・スポンジ」或は「ポリ・ビニール・スポンジ」)。此の際体積は少しく膨隆する。眼科の整形手術に応用する場合,固形の合成樹脂よりも,此の軟い弾力性海綿様の「ポリ・ビニール」(以下略称)の方が具合の良い場合が多いのではないかと考え,1〜2使用してみたので,茲に報告する。既にアメリカでは眼窩内に挿入した症例が見られる。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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