文献詳細
特集 第9回臨床眼科学会号
一般講演
文献概要
注視した物体が夫れ自体は全く静止しているにも拘わらず,眼前より遠方へ遠ざかつて行く様に見える現象はHeilbronner (1904)のポロプシー(Porropsie)で,これに対し注視した物体が逆に急に眼前に近附いて来る様に見える現象を私はプレシオノプシーと名づけ,第4回関東甲信越磐越眼科集談会(1951)で発表した。其の後私は更に本症の2例を経験し,多少の新知見を得たので,薮に報告して見度いと思う。
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