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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻2号

1956年02月発行

文献概要

特集 第9回臨床眼科学会号 一般講演

(23)砒素中毒症の眼症状(第1報)/(23)砒素中毒症の眼症状(第2報)

著者: 堀内徹也1 山岸陸男1 岩垣正典1 百瀨皓1 畠山昭三1 阿部圭助1

所属機関: 1奈良県立医大眼科学教室

ページ範囲:P.263 - P.272

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 砒素慢性中毒症は,皮革,レザー,壁紙商,ペイント製造所,殺虫剤の製造又は撒布を行う人々等に時々見受けられ,又古くは梅毒等の治療の目的で砒素剤を不注意に用いた事により起つた。今回,森永製MF印ドライミルクの中に,亜砒酸ソーダが混入した為,西日本を中心として,多数の乳幼児優性砒素中毒症を見るに到つた。
 砒素中毒症の眼症状については,我が国に於ては未だ報告が見当らず,小松氏の実験的研究があるのみで,諸外国に於ても,その報告は少い。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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