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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻2号

1956年02月発行

文献概要

特集 第9回臨床眼科学会号 一般講演

(27)網膜色素線条の1剖検例

著者: 仁田正雄1 青木豊1 郭漢謀1 田島幸男1

所属機関: 1群馬大学眼科教室

ページ範囲:P.283 - P.287

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 網膜色素線条(Angioid Streaks)は1889年Doyneが初めて報告し,1892年Knappが命名して以来その臨床例は欧米,本邦共に屡々報告されているが,正確な本症であつて眼球を病理組織学的に検索し得たものは今迄僅かにBock及びHagedoornの2例に過ぎない。私共が本邦初例として此処に報告するものは生前典型的な中等度の網膜色素線条と診断し皮膚には仮性黄色腫を認めたが,全身血管系には著しい臨床所見を示さなかつた若い女性の眼球,皮膚,血管系を剖検した例である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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