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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻2号

1956年02月発行

文献概要

特集 第9回臨床眼科学会号 一般講演

(41)ピリドキシン欠乏と眼症状

著者: 入野田公穂1 三上久1

所属機関: 1弘前大学医学部眼科

ページ範囲:P.339 - P.342

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 1934年Gyorgy1)は白鼠のペラグラ様皮膚炎を治癒する因子の存在を証明し,之れをビタミンB6を命名した。爾来幾多の欠乏実験が行われたが,眼科領域ではその欠乏症状は現在尚明らかにされて居らず,僅かにBowles2)等が白鼠に就いて欠乏食を与えて角膜血管新生を生ぜしめた報告があるのみである。それで私共はピリドキシン欠乏に因る眼疾患に関する研究に志し先ず白鼠にピリドキシン欠乏実験を試み,その眼症状に就いて観察し,又一方臨床的にビタミンB6欠乏に関連性があると云われて居る眼角部瞼炎患者の尿中ピリドキシンを定量し,その一端を知り得たので茲に予報として報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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