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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻2号

1956年02月発行

文献概要

特集 第9回臨床眼科学会号 一般講演

(43)藥剤点滴静注の眼科的応用

著者: 今泉亀撤1 二宮以敬1 高橋喜久雄1 森寛志1

所属機関: 1岩手医大眼科教室

ページ範囲:P.350 - P.355

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Ⅰ.緒言
 藥剤を身体に作用せしめるに当つて,内服,貼布,注射等その用法に種々工夫がこらされているが,或藥物の有効一定濃度を血中に一定時間保つためには,長時間点滴静注法が最も望ましい。
 近時SylyeのStressの概念的展開と共に,諸種疾患の成因に関して,間脳一下垂体系が重要なる役割を果していることが知られ,疾患治療にあたつて,間脳—下垂体—副腎皮質系のホルモンであるACTH,Cortisone及びHydrocortisoneが脚光を浴びて登場している。事実之等藥剤の投与により,或は病症の軽減乃至治癒を,或は病期の短縮をみていることは,文献上枚挙に逞ない程である。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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