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臨床実験
散瞳剤としてのネオシネジンについて
著者: 加藤道夫1 松本剛一1 竹内英夫1 佐藤ミナ1 藤岡敏彦1 池田裕1 越智通成1 吉田テイ1
所属機関: 1北海道大学眼科教室
ページ範囲:P.499 - P.504
文献購入ページに移動最近我国にもこれが紹介され,眼科領域に於ても散瞳剤及び前眼部血管牧縮剤として用いられるに至り,既に之に関する2,3の報告があり,何れも散瞳剤として用いる時は,作用持続時間が短く,而も内圧充進及び調節痲痺等を来すことが殆どなく,ホマトロピンやアトロピンに比し極めて便利であるとのべ,又,低濃度のものは前眼部血管收縮剤として,急性結膜炎,流行性角結膜炎,角膜炎,鞏膜炎及び虹彩炎等に用い,アドレナリンやボスミンの点眼より副作用が少なく,効果は確実であると述びているものもある。
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