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特集 第9回日本臨床眼科学会号 〔一般講演〕
(6)網膜色素変性における眼圧血圧日差及び緑内障誘発試験成績
著者: 青木豊1
所属機関: 1群馬大学医学部眼科
ページ範囲:P.621 - P.626
文献購入ページに移動Ⅰ.はしがき
緑内障が網膜色素変性の合併症として見られることは,1862年Galezowski1)の第1例発表以来既に諸家の報告によつて明らかにされた通りであるが,その成因として挙げられている血管説,中毒説又は先天異常説等は,いずれも仮説の域を脱せず全面的に首肯することは困難のようである。
近時眼圧調整因子について,あらゆる観点から再検討され,殊に眼圧調節中枢の問題が間脳特に視床下部附近に向けられて来たが,未だ解明される段階に至つていない。
緑内障が網膜色素変性の合併症として見られることは,1862年Galezowski1)の第1例発表以来既に諸家の報告によつて明らかにされた通りであるが,その成因として挙げられている血管説,中毒説又は先天異常説等は,いずれも仮説の域を脱せず全面的に首肯することは困難のようである。
近時眼圧調整因子について,あらゆる観点から再検討され,殊に眼圧調節中枢の問題が間脳特に視床下部附近に向けられて来たが,未だ解明される段階に至つていない。
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