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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻4号

1956年04月発行

文献概要

特集 第9回日本臨床眼科学会号 〔一般講演〕

(26)近視,遠視手術の家兎実験

著者: 渡辺政信1 大橋克彦1

所属機関: 1静岡鉄道病院眼科

ページ範囲:P.717 - P.721

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1.緒言
 近視手術は高度近視にFukala氏手術が行われたが,以来近年に至る近視に対する効果的治療法はなく,佐藤教授による角膜表裏面切開手術,並にLindner氏鞏膜短縮手術による近視手術が最近に至り近視治療として活溌なる動きを示す様になつた。
 私達は先に,自家考按の乱視量定針に依る乱視量定手術を,交通医学,並に,眼科臨床に発表した。更に今回は,環状凝固針(鋼鉄製)並に,放射状凝固針(サンプラ製)に依り家兎角膜表面より凝固を行い近視手術の量定実験を行い,又,球結膜下より鞏膜赤道部に網膜剥離用凝固針で無数の凝固を行い近視化を得たので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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