文献詳細
特集 第9回日本臨床眼科学会号
〔一般講演〕
文献概要
薬物による眼局所の過敏症はその抗原が比較的容易に証明される事から,多種のものが挙げられている。即ちアトロピンカタル,パラフエニーレンヂアミンに依る白髪染眼炎を始めとして,ピロカルピン,オキシシアン水銀,コカイン,ヂオニン等にも過敏症があり,之等はアレルギー性の疾患と見做されている。
戦後は各種の抗生物質,或いはスルフアミン系統の点眼薬が広く一般に市販され,又診療等に好んで使用されるに至り,之等の薬剤或いはその基剤に対するアレルギー性結膜炎乃至は眼瞼炎が急激に増加している。
戦後は各種の抗生物質,或いはスルフアミン系統の点眼薬が広く一般に市販され,又診療等に好んで使用されるに至り,之等の薬剤或いはその基剤に対するアレルギー性結膜炎乃至は眼瞼炎が急激に増加している。
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