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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻4号

1956年04月発行

文献概要

特集 第9回日本臨床眼科学会号 〔一般講演〕

(40)外眼筋に対する表面電極の応用

著者: 百瀨博文1 久保木欽也1 鴨打俊彦1

所属機関: 1東京大学眼科

ページ範囲:P.762 - P.766

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1.緒言
 外眼筋の筋電図の導出は,前腕筋に硫酸亜鉛電極を適用したPiper1)(1912)に倣つて,P.Ho-ffman2)(1913)が一種の表面電極を家兎外眼筋に応用したのが最初であるが,その後研究は殆どすゝまなかつた。
 しかし,1952年以来,正常な人外眼筋の筋電図がBjork,久保木3),その他によりかなり詳細に研究され,又病的状態に於けるそれも,鴨打4),その他により研究がつゞけられている。然し乍らこれらはいずれも針電極によるものであつて,表面電極による人外眼筋の研究は全く行われていない。針電極による研究がすゝめられるに従い,我々は表面電極を眼筋の研究領域に導入しようと思い立つた。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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