文献詳細
特集 第9回日本臨床眼科学会号
〔一般講演〕
文献概要
1.緒言
外眼筋の筋電図の導出は,前腕筋に硫酸亜鉛電極を適用したPiper1)(1912)に倣つて,P.Ho-ffman2)(1913)が一種の表面電極を家兎外眼筋に応用したのが最初であるが,その後研究は殆どすゝまなかつた。
しかし,1952年以来,正常な人外眼筋の筋電図がBjork,久保木3),その他によりかなり詳細に研究され,又病的状態に於けるそれも,鴨打4),その他により研究がつゞけられている。然し乍らこれらはいずれも針電極によるものであつて,表面電極による人外眼筋の研究は全く行われていない。針電極による研究がすゝめられるに従い,我々は表面電極を眼筋の研究領域に導入しようと思い立つた。
外眼筋の筋電図の導出は,前腕筋に硫酸亜鉛電極を適用したPiper1)(1912)に倣つて,P.Ho-ffman2)(1913)が一種の表面電極を家兎外眼筋に応用したのが最初であるが,その後研究は殆どすゝまなかつた。
しかし,1952年以来,正常な人外眼筋の筋電図がBjork,久保木3),その他によりかなり詳細に研究され,又病的状態に於けるそれも,鴨打4),その他により研究がつゞけられている。然し乍らこれらはいずれも針電極によるものであつて,表面電極による人外眼筋の研究は全く行われていない。針電極による研究がすゝめられるに従い,我々は表面電極を眼筋の研究領域に導入しようと思い立つた。
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