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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻5号

1956年05月発行

文献概要

臨床実験

局所貧血剤ナーベルの血管收縮作用について

著者: 渡部通英1

所属機関: 1慈恵会医科大学眼科

ページ範囲:P.878 - P.881

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 眼局所貧血剤として眼科に於て日常用いられているものには以前からアドレナリン(以下「ア」と略記す)があり,比較的最近になつてイミダゾリン系統のプリビナ(以下「プ」と略す)が現われた。この二者については既に教室伊藤氏他諸氏によつて実験的検討が行われて,プリビナがアドレナリンに優つていることが確められ,現今,一般に広く使用され始めた。然るに更に最近になつて同じくイミダゾリン系である。局所貧血剤ナーベル(以下「ナ」と略記す)なる薬物が出現し,之亦優れた作用を有するようである。今回,中外製薬より同薬剤の提供を受けたので之について実験を行い,球結膜血管径の計測によつて前記二者と比較して,その局所貧血作用の検討を試みたので報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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