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文献詳細

雑誌文献

臨床眼科10巻5号

1956年05月発行

文献概要

臨床実験

緑内障発作と気象との関係

著者: 高野文夫1

所属機関: 1千葉大医学部眼科

ページ範囲:P.881 - P.883

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緒言
 1902年Steindorffが急性緑内障発作が天候に関係すると発表して以来,その報告は多数見られるが伊東教授は「従来眼科方面に於て発表せられて居る病因要素としての気象調査なるものが非常に不確実なものであり,もつと広く気象学的要素を計測すべめであり又春夏秋冬乃至は月別位を見たのでは到底不充分である」と述べられて居る。PetersenやHinrichs等はMeteorographを作成し,気象要素の総合体である気団との関係を推察し,我国に於ては萩野氏等の報告が見られるが私は此の度は気圧・気温・湿度・雲量等を取りあげ緑内障発作との関係を観察してみたので其の概要を報告する。

掲載誌情報

出版社:株式会社医学書院

電子版ISSN:1882-1308

印刷版ISSN:0370-5579

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