文献詳細
トラホーム予防協会会誌
奈良県に於けるトラコーマ集団治療の4ヵ年の綜合成績—2.結膜症状と年齢との関連性に就いて
著者: 神谷貞義1 山本純恭1 堀内徹也1 山岸陸男1 岩垣正典1 百瀨皓1 畠山昭三1 石井和子1 阿部圭助1 岡繁宏1 沢田孝明1 阿久津澄義1
所属機関: 1奈良医大眼科学教室
ページ範囲:P.941 - P.942
文献概要
例えば29年度に於て,片桐町,三郷村,安堵村,御郷野と云つた大部落に同時に診療所を開設して,1日に患者数が3000名以上にも達し,毎日30〜40名のものが出掛けねばならず,夫々の地区が交通の便の悪い所であり,その地区を1周すると20数粁に達し,且つ治療用のバスの乗車定員は14〜15名であるので,その自動車の運転経路をどう定め,何時にどの路をどう通るかを具体的に決める事などが極めて重要であつた。
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