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綜説
軽症慢性軸性視神経炎に就て—特に桑島氏の疑義に答えて
著者: 鈴木宜民1
所属機関: 1千葉大学
ページ範囲:P.965 - P.970
文献購入ページに移動 伊東教授1)が大正15年(1926)初めて一種の軽症球外視神経炎として,視力は1.2でありながら霧視,羞明或は眼精疲労を訴える患者の少くない事に注目してからこの方,吾々の教室に於ては本症の臨床症状に関して多くの研究と発表を行つて来た。又この間わが教室以外に於ても例えば藤田2)3),永山4),馬場5),佐々木6),大島7)或は倉知8)氏等少なからぬ人々が本症の存在に関心を持つて来たわけであるが,一般には本症に対する興味は尚薄くその認識は深くなかつた。この事は本年度の日眼総会(第60回)に於ける大島氏のわが教室の川村9)の発表に対する討論にも明らかな処である。
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